ビタミンC(アスコルビン酸)
数多くの効果を持っていることから、たくさんの人から人気があるビタミンです。
最近では化粧品にも配合されているため、女性を中心に美肌を追求できる栄養素の一つとして大人気です。また、ビタミンCの効果として、非常に強い抗酸化作用を持っていることから、がんの予防にも期待が集まっています。
このビタミンは、多くの有益な効果があり、副作用も少ない事から、毎日、しっかりと摂取する必要があります。ただし、水溶性ビタミンですので、短時間で一気に摂取せずに、毎食後にフルーツなどから補給するとよいでしょう。 又、タイムリリース加工のされた、サプリメントを利用するのも有効です。
以下に、数多くあるビタミンCの効果の代表的なものの一部について、紹介します。
ビタミンCの効果
抗酸化作用で美白を応援します。
人間の皮膚は、紫外線を受けると、細胞が活発に動き皮膚を守ろうと働きます。
この際に生成されるものが、メラニン色素と呼ばれるもので、これが沈着するとシミやソバカスの原因となりますが、ビタミンCがこのメラニン色素の沈着を抑え、キレイはお肌を守ります。
プルンとするお肌を作ります。
プルッとする弾力あるお肌に必要不可欠なものは、「コラーゲン」です。
このコラーゲンが作られるのには、ビタミンCが必要不可欠となっています。
風邪に、ストレスに対抗します。
上記で述べているように体内でコラーゲンが作られるためにはビタミンCが必要です。
コラーゲンは、細胞と細胞の間にある接着剤のような役割をし、ウイルスの侵入を防ぎます。
ビタミンCは、ガンの予防に役立ちます。
抗ガン剤作用として知られているインターフェロンが体内で生成するためには、ビタミンCが必要不可欠といわれています。
ビタミンCが豊富な食品
食品100g当りにどの程度ビタミンCが含有されているのを下表に示します。
アセロラジュース | 120mg |
グァバ | 220mg(2個) |
柿 | 70mg(中1/2個) |
キウイ | 69g(1個) |
グレープフルーツ | 36mg(1/3個) |
ブロッコリー | 120mg |
レモン | 100mg(薄切り7枚) |
欠乏症と過剰症
欠乏症
ビタミンCが極端に不足すると、コラーゲンの構造がもろくなることを主要因とし、歯茎からの出血などが、毛細血管から出血しやすくなります。
また、疲労感や消化不良、憂鬱を引き起こす恐れがあります。
過剰症
一日当りの上限量は特に決められていないので、過剰摂取によるリスクは低いようです。
ただし、著しく大量に摂りすぎた場合には、下痢や吐き気、腹痛を引き起こします。