ビオチン（ビタミンH）

知名度の割に、幅広い効果を持つビタミンで、昨今の健康ブームによって人気が高まっている栄養素です。
アトピー性皮膚炎や掌蹠膿疱症などの病気にも効果があるとされています。

ビオチンの効果

女優の奈美悦子さんが疾患したことで有名となった病気で、手のひらや足に、膿胞が出来る症状です。
治療が難しいといわれている中、ビオチン投与で改善している実績が上がっています。

国民の3割はアトピーなどのアレルギー疾患を患っています。
これらの患者さんは、通常よりも血中ビオチン濃度が低いことが判明していることから、ビオチン投与で治療を進めることが多くなっているそうです。

皮膚の毛細血管を太くしたりするなどで、血行を良くし、皮膚の再生力を高めることが言われています。
これにより、皮膚の活性化に寄与し、健全な肌となります。

筋肉疲労は、筋肉にある乳酸が溜まることで生じるものですが、ビオチンは疲労の元である乳酸を分解する働きがあります。

食品100ｇ当りにどの程度ビオチンが含有されているのを下表に示します。

皮膚や目の健康を保っていることから、不足すると皮膚炎や結膜炎が発症するなどします。
また爪がボロボロになったり、白髪や抜け毛が多くなることも報告されています。

過剰症の報告はありません。