核酸
人間の体は、60兆個もある細胞の集合体です。
核酸は、これらすべての細胞の核に存在し、遺伝情報を伝える働きがあるとても重要な物質です。
核酸には種類があり、遺伝情報を持つDNA(デオキシリボ核酸)と、DNAの情報に基づいてたんぱく質を作り上げるRNA(リボ核酸)の2種類があります。
核酸は細胞の生まれ変わりにかかわる重要な任務を行っており、核酸をしっかり摂取する事で新陳代謝が活発化し、シミやシワを防ぐだけでなく、内臓や免疫力を高める等、美容や健康で幅広い効果を発揮する注目を栄養素です。
尚、核酸と同様に、レスベラトロールが近年アンチエイジングで注目を集めています。
核酸の効果
美しい肌を作ります。
肌細胞の生まれ変わりを早め、若々しい肌を保ちます。
近年の美肌系サプリメントに配合される事も多くなっています。
アトピーを予防します。
アトピーや花粉症の原因となる物質(ヒスタミン等)が作られるのを抑制する働きが報告されています。
髪の毛の健康に重要です。
髪の毛も、大事な頭を衝撃などから守る為に、絶えず新陳代謝を繰り返しています。
髪毛は、毛根部分にある毛母細胞が次々に分裂することによって伸びますので、新陳代謝に重要な核酸を摂る事で抜毛などを予防するといわれています。
生活習慣病の予防に期待出来ます。
核酸人気の火付け役が、この生活習慣病の予防に働く事が注目された為です。
核酸は、活性酸素など、様々な原因で傷つく遺伝子を修復する効果があり、がんうあ糖尿病、認知症などを予防するといわれています。
核酸が豊富な食品
食品100g当りにどの程度核酸が含有されているのを下表に示します。
いわしの缶詰 | 590mg |
鶏レバー | 402mg |
イワシ | 343mg |
サケ | 289mg |
牛レバー | 268mg |
干しエンドウ | 173mg |
ハマグリ | 85mg |
欠乏症と過剰症
欠乏症
不足すると体内の老化が進み、シワやシミの症状や、免疫力が低下し、病気になりやすくなります。
過剰症
継続して大量に摂取すると、一部の情報では、体内のプリン体量が増加する事で痛風のリスクを高める事がいわれています。